Interview

"伝える"を科学する。「"1クリックで価値が伝わる世界"へ。」急拡大のアプリ市場での新たな挑戦とは?!

インタビュー写真1枚目

世界のアプリ市場は、2021年には6.3兆ドルに達する見通しで、過去5年間およそ5倍の成長を続けマーケットが急拡大している状況です。リバティーンズは、日本でApple社がストア展開を始めた頃から海外志向のアプリ制作を行い、現在アプリストアに特化した検索エンジンマーケティングを国内外問わず展開し、顧客のアプリビジネスの成功に向けたマーケティング支援を行っています。また、自社開発アプリも累計2100万DL突破しています。

代表の山口は「対象を理解する」「伝える」ということに幼少期から関心があり、注力して来た経緯があります。急速に拡大する世界のアプリ市場で、今なぜマーケティングなのか。"伝える"を科学する、とは何か。創業経緯、会社の変遷や今後の事業展開などを含めて、インタビューからその真相に迫ります。

<プロフィール>
代表取締役 山口雄大

大学卒業後、モバイル広告ベンチャー企業に入社。2007年リバティーンズ株式会社創業。モバイルに特化した広告代理事業、自社アプリ開発事業、アプリ開発受託事業の立ち上げを行う。2008年よりアプリのマーケティング手法の一つであるASOに従事、一人でも多くの顧客に価値を提供することを目指す。2014年よりアプリに特化したSearcマーケティング事業(ASO事業/広告代理機能)を立ち上げ、事業を大きく拡大させる。慶應義塾大学総合政策学部卒。野球好き。

起業までー全力で熱量を傾けられるコトを探したい

過去を振り返ると、幼少期の経験から自分の人生において、「伝えたい、伝わる」「(関わる人やモノ、とりまく世界など)対象を理解したい」ということが軸にあると思っています。それは、対象を理解せずに伝わらない世界が孤独を生むと思った寂しさの裏返しかもしれませんね。その軸が後々マーケティング支援事業や"伝える"を科学するということへ繋がっていったと自分では確信しています。

創業経緯を振り返ると、高校時代までに遡ります。僕は高校時代、「早く自立・自活したい」と思う一方で、やりたいことが見つからず卒業後は海外の友人とビジネスをしていた時期がありました。その中でビジネスの面白さに触れたことが「将来、起業しよう」そして、「全力で熱量を注げることをやりたい!」と思うきっかけになりました。

大学に進学してからは、将来の起業のためのネタ探しややりたいこと探しに精を出し、また、現在のリバティーンズで一緒に頑張っている堂道をはじめ、自分の人生やビジネスにおいてキーパーソンとなるような人に出会うことができました。自分の熱量の行く先を見つめ、そして仲間を作る大切な時期だったと感じています。

大学4年生の頃、起業準備のため働いていたインターネット広告のベンチャーでの経験を通して、当時検索キーワードが最も直接的な対象・顧客理解の術だと感じたことや今後、モバイルインターネットが世の中に大きな影響を与えると感じたことから、9か月で会社を退職し、モバイルインターネットの広告代理事業で起業しました。

インタビュー写真2枚目

第1創業―試行錯誤とグローバルマーケットへの挑戦

2007年に起業したのですが、創業当初はモバイルといってもガラケーの広告代理事業などをメインで行っていました。創業した年にiPhoneが発売され、「世界中のコンテンツ流通が大きく変わる!」と確信し、その可能性にめちゃくちゃインパクトを受けました。実際、アプリの流通が広がったのは2008年にiPhone3Gが発売されてからです。それをきっかけに、自社の事業のほとんどをスマホ領域にシフトしました。その当時は、まだ「ASO(App Store Optimization)/アプリストア最適化」という概念も全くありませんでした。「アプリ広告」自体が存在してなかったので、アプリの受託開発や自社アプリの開発をし、アプリマーケットの中の特にSearchやアイコン・スクショなどの見直しによるCVR(Conversion Rate = 転換率)の改善などを行なっていました。なので、今のようなアプリマーケティングの支援側というよりは、自分たちがアプリを配信する側にいて、実際に手を動かして試行錯誤している感じでしたね。

当時、マーケティングの成功には何が必要か、どの様な調整を行うべきか、何をすべきないか/何をしてはいけないか、などを徹底的に分析し、スマホアプリ市場の拡大と共に、そのノウハウを一元化させ、新しいサービスとして現在の事業であるアプリSEM事業を立ち上げました。アプリSEM事業は、ASOとアプリ広告の仕組みをかけ合わせ、単なるアプリストア最適化やアプリ広告運用にとどまらず、オーガニックと広告を全て含めた集客最大化することを目的としています。

2011年に、海外向けのゲームアプリ開発を始めました。それが、「Dragon×Dragon」というアプリの前身です。世界中の流通に乗って表現できるものとしてゲームコンテンツを選びました。創業当初、iPhoneが発売された時に、「世界中に、デジタルコンテンツを流通させることが可能になった」というインパクトが自分にとってはとても大きかったので、「世界中の流通に乗って表現できるものを何か作りたい!」という思いから、ゲームコンテンツを選び、グローバルマーケット向けの自社アプリの開発を始めました。またマーケティング分野においては、自社でアプリを保有しながら、実績が出たマーケティング手法やノウハウを展開したほうが、お客様にとっても本当に価値があると考えていました。

第2創業―失敗から新たな挑戦へ。ビジネスを科学する。

創業5年目以降、自分自身が売上をあげることに全力で取り組んでいて、自社アプリでは、ASO(App Store Optimization)/アプリストア最適化を適用し始め、ダウンロードが一気に上昇し、順調に業績を伸ばして数十名の組織になっていました。しかし今思えば、自分なりには組織づくりのための言語化や仕組み化も並行してやってきていましたが、当時はプレイヤーの色がまだかなり強く、公の企業というよりは私的な色合いが強かったと思います。うまく機能する組織作りができてなかったんですよね。当時、組織力・チーム力としては、最弱だった。でもその時の自分はそんなことにも気付かず、事業や組織の理想だけをみて突き進んでしまっていたんだと思います。そして創業から6年目に、後に、権限委譲、信頼、伝えるということ、様々な事を履き違えていたと気づかされる"大きな失敗"をします。その失敗は事業の失敗というよりは、組織づくりの失敗でした。当然組織づくりに失敗すれば事業も急激に悪くなっていきます。

その経験があった後は、まず自分と向き合い、全ての失敗を受け入れました。そして何のために仕事をするのか、何のために会社を経営するのか、本当にやりたいことは何か、ひたすら自問自答しましたね。その作業で自分にとって大事なモノが見えてきました。僕の中にあったのは、世の中の役に立つ事業をして顧客に価値を提供して喜んでもらうことが自分の喜びだという感情と、ずっと「ビジネスを科学したい」と思って再現性を高めるために時間を費やしてきたという事実、そして周囲の人やモノを含めた「対象を理解したい」ということに対する昔からの思いでした。そして、もう一度原点に帰り、ASO(App Store Optimization)/アプリストア最適化を軸にした広告代理事業を磨き上げ、世界中に必要とされる企業を作ろうと決意します。同じ会社ではありますが、2回目の起業という感覚が自分の中にはあります。

インタビュー写真2枚目

ーGRIT(やり抜く力)

2020年は、アプリ市場が20兆円、アプリのインストールにかかる市場も11兆円(2019年6兆円)と市場が大きく伸びているマーケット環境で、当社は、アプリSEM事業が追い風ですし、非常に業績が伸びています。また、会社として事業・組織において仕組みも体制も様々なことを変え、改善を試みてきました。そして、過去10年以上の起業経験の中で、信頼でき、能力も抜群に高い方々に声を掛け、昨年新たにチームも編成しました。そして、ここ数年間で入社した20代の若いメンバーが育ち活躍してきている状況です。この規模だから、与える裁量を大きくできるし、チャンスが多いから成長が早いと思います。また、自分自身がこれまで挑戦し失敗から多くのことを学んできたので、"失敗=大きな挑戦と同義"だと捉えています。困難があっても留まらず「やり抜く力」が結果的に自分への糧となると信じています。今だから言えることですが、現メンバーやジョインしていただいた方々、そして、これからやってくるメンバーを含めた組織で大きな事を成し遂げる為に、様々な経験があったのだとも思っています。ですから、これから入社して頂く方々にも熱量を持って、挑戦からしか得られない学びをしてもらいたいですね。

ー価値が伝わる世界

これまでアプリマーケティング領域で事業を展開してきて、「マーケティングの本質は、顧客に価値や価値観が伝わる状態にすること」であり、マーケティングは、企業と顧客のコミュニケーションの一種だと思っています。ですから、僕たちは、価値を伝えることを科学的に捉え、再現性をもたせ、Hackすることで世の中に貢献していきたいと思っています。それは、まさに、「"伝える"を科学していく」活動だと思っています。

実は、現在、新しいアプリマーケティングプラットフォームを開発していて近日中にリリースを予定しています。この新規事業のビジョンは「1クリックで価値が伝わる世界」です。どんなツールであっても、ツールを扱い活かすのは人であり、人の「対象の理解」や柔軟性が「ツールによる効率」を最大化していくと思っています。今後、世界中にこのプラットフォームを展開していき、人の力とツールの力で「価値が伝わる世界」を実現していくことで、マーケティングをよりシンプルすることの一翼を担えたらと思っています。

ABOUT US に戻る

Page Top